初遠征!黒潮ボルダーへ

先日初外岩でしたが、トントン拍子で次は初遠征。行先は高知、夜中の1時自宅を出発。

ついこないだまでの私なら考えられない。

初外岩と違った点は、そんな弾丸スケジュールや更なる非日常と特別感、そして岩質。

今回エリアは海岸なので主に砂岩(さがん)。おおもとが砂の為、ガビガビせずなじみやすいのが特徴。雨が降ってもその岩質が水分を吸い取ってくれるので乾きやすい。

手に優しい感じでフリクションもあり。触ってみると確かに前回の岩とは違う。

ロケーションも全く違う。岩のすぐそばに海、空、波の音。山とはまた違った自然のエネルギーを感じた。早く到着したので海岸で夜明けを迎える事ができ、静かに変わっていく空の色と澄んだ空気の中でここにいる自分を感じられた。今日を大切に頑張ろうと思った。

一番心に残ったのはやはり、時間をかけて取り組んだが登れなかった課題。

手の持ち方、足置き場、ムーブも教わったし、ホールドも悪くない。ちゃんとやれば、できたはずなのに結局できなかった。

登れた課題を比べると、大事な部分で変に焦ってたりして、冷静さと絶対に登りきるという強い気持ちが完全に足りていなかった。

たまたま「敗退」という言葉についてkoyamaさんと話してた。トライした事は次の成功の元になるはずで、言葉的にマイナスな感じになるし使いたくないなと。

でも後で気が付いたのは、私は岩でも課題にでもなく自分に負けたんだという事。そういう意味で「敗退」という言葉を使おうと思う。

また絶対にリベンジに行く!そのためにも、もっと成長したい。

日々のトレーニングをしっかり続けていれば体の安定につながるし、体が安定していれば自信につながり、心も安定しやすくなると思う。

もっと自分と向き合い、自分の心がどういう状態かを敏感に感じとれるようにもなりたいな。

感動や発見・気づきの詰まった初遠征でした。